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カテゴリー: 自作PC・サーバー

Mini-ITXのサーバーを入れ替えてみる。Atom D2700(メモリ2GB)からCeleron J4105(メモリ8GB)へ

サーバー機の構築中

Mini-ITXのマザーボードが入手できたので、古いおうちサーバーを更新してみました。
今回購入したのはこちら。

BIOSTAR intel Celeron J4105 搭載 オンボード Mini-ITX マザーボード [ J4105NHU ] (Amazon.co.jp)

交換する前のやつは、Atom D2700という化石。ちょっとすごい古さ。

TDP10Wの低消費電力のオンボードCeleron

新しい世代も出ているんだけど、なかなかMini-ITX自体が珍しくなってしまったし、やや古いけどたまたま1万円ちょいで出てたのを勢いで選びました。
自作のミニサーバーの何が良いかを挙げると、

  • 消費電力がものすごく少ない。TDP10Wでファンレス。(さらに下に6Wのやつもある)
  • 通常サイズのSATA、M.2-SATAが使えるのでNASにもなる。
  • CPU世代が上がってきたので結構能力もある
  • メモリが8GBはちょっと少ないけど実験用の仮想化ホストやコンテナホストにぴったり
  • PC以外にサーバーがあると、眠くなったらクライアントPCだけ止めて寝られる(笑)
  • 普通のPCパーツで作ると、細かい部品単位で強化したりできる
  • パーツ壊れたときに丸ごと買い直さなくてよい

こんなところです。
静かなのもいいよね。

しかしなんといっても、故障時とか長期的な費用が安いのがポイントです。
今回かかったコストも、マザーボード11,000円ちょっと、メモリ4,500円ぐらい。(実はメモリは想定外で、手持ちの8GBを認識しなかったので無駄な支出になった…のは内緒で。)

HDDとか電源とか全部流用したので今回の出費もこれだけ。
パーツちょこちょこ買って強化したり、インフラ冗長化の勉強したり、いろんな実験ができます。

Raspberry Pi はもっと消費電力が少ないけど、今は手に入りにくいのが悩みどころ。
サーバーとしてはまだARMは使いにくいのもちょっとあり。
性能的にもフルスペックのサーバーはいらないので、Raspberry Piの次ぐらいに便利なのがこのタイプ。

通常のSATAやM.2(SATAだけどw)も使えるのは、できることの幅は広い感じかな。

もちろんWindows11なんか入れたら遅すぎるのだけど、開発用に仮想マシンやコンテナホストをずっと動かしておきたい…という使い方には一家に1台あってもいい感じですよ。

なんで今時、自宅にサーバー?

うちではLinux KVMでWebサーバーや実験用マシンをホストしてたりします。
クライアントPCに仮想マシン立てたりWSLでLinux入れる人が増えてはいるけど、ミニサーバーがあると立ち上げたまま放置できて便利です。
もちろんクラウドも便利だけど結構ランニングコストかかるじゃないっすか、あれw
なので適材適所ですね。

AWSとか気をつけないと、一瞬で個人ではつらい請求額になっちゃうし、もうほんとに限界まで削っています。

クラウド&スマホで事足りる時代で、自宅にサーバー置く人なんて少ないけど、逆に需要ないかなーと思うようになったので、あらためていろいろ記事にしてみようと思ってます。

なお、、、
個人ブログを全力で書くのも古い感じだし、YouTube初めどき?ってのも考えたけど、顔出し声出ししたくないので今はやめとこ~、となりましたw

次回をお楽しみにー?

さくらインターネットからGMailへのメール転送(その後)

GMailさんがメールを受け付けてくれない件。

前回までのあらすじ:
さくらインターネットからGmailへの転送がエラーになったぞ

その後さくらからのメール転送を実質断念。。
新しい回避策を実施したら、メールが届くようになりました。

新しい回避策

別のドメイン用にホストしていたメールアドレスに転送。(いやこれ、まじです)
これで別のメールサーバーを経由するようになり、リアルタイムでメールが届くようになりました。

最初からおかしかったんです、自分の独自ドメイン&別メールサーバーのメール転送は大丈夫だったので。

つまりどういうことか?

Googleがさくらインターネットのサーバーを嫌いになった?(えーっ)
という可能性が…あるけど、さすがにちょっと正確な理由はGoogleのさじ加減なのでわからないです。

個人的にさくらインターネットに恨みはなし、これからも使いたいけど。。
他にもいろんなサーバーが「嫌われている」ようなので、今後も突如使えなくなったりするのかな。
Twitterでもメール来なくて困ってる人ちらほらいますね。

本件は一旦ここまで…

蛇足ながら、SPFレコードも特に関係なさそうです。実験した範囲では変化なかったです。
特定のプラットフォームへ依存しすぎは良くないな、って改めて考えてます。

ちょっと思うところがあり、サイト更新を再開していこうかと思ってます。
Twitterに投稿リンクを流していくのでまたお付き合いくださいませ~

さくらインターネットからGmailへの転送がエラーになったぞ

相変わらずハードな仕事でブログどころじゃなかったのだけど。
一番大事なメールアドレスでメール受信ができなくなって、これは情報残した方がいいなーと思ったのでここに書いてみることに。
当面の回避策を設定したのでシェアしようかと思います。

WordPressに移行してからろくに記事書いてないので、今更書き方が分からないww
(Markdownで書きたいのでそのうち改善しよう。)

はじまりは二段階認証

あるサイトにログインしようとしたら、二段階認証メールが受信できなくなってました。
調べてみるとGmailへのメール転送がエラーで返っていた…
転送メールが怪しい判定されて、Gmailではじかれるようになった様子です。
3月ぐらいからGmailのセキュリティが強化されて、いろんなメールにばんばんエラーを返しまくっている様子。。(仕事で作ってるシステムもやばそう…)

Twitter検索してみても、Gmail受信できずに困ってる方が多い模様…(´・ω・`)

不正メールも困るけど、二段階認証でメール受信できないだけでログインすらできないサイトも増えているので、メールの使い方そのものも考え直さないといけない時期に来ているのかも?とさえ思えてきます。

うちのメール受信はGmail転送だった

さて、うちのメールは「さくらのメールボックス」を利用していて、そこからGmailへ全部メール転送する設定を入れてました。
さくら以外もあるんですけどね。

こんな感じで、設定入れてたんだけども… これがエラーに。
メールをサーバーに残さない設定だったので、完全に受信できない状態になってるようでした。(画像は受信するように変更した後)

いくつかのメールは来るように見えるのはなぜだろう?
と思ったけれど、そこまでは分からず。

原因はたぶんGmailの仕様変更

試しに自分のドメインからテストメールを送ってみると、ステータス 553。
なんとおー。困っちゃったねー、と思ったらこれは自分の設定不備もあったので更にドツボにはまる(笑)

ただまあ、わかってきたのはSPFレコードがないドメインからだと警告が表示されるし、「Google様の気に入らないパターン」にはまるとメールそのものが拒否されるということ。

もちろん多くのサービスで、メール配信の仕組みを作っている人たちも困っているはずです。
さてどうしますかね。

当面の処置でPOP3受信に変更

どうにか一旦Gmailで受けられないと困るので、仕方なくGmailからもPOP3で取得する設定をして一旦回避しました。
変更のイメージはこんな感じ。

  1. さくらインターネット側でメールをサーバーに残すように変更
  2. メール転送はエラーが返るけどそのまま
  3. Gmailの設定を開いて「すべての設定を表示」をクリック
  4. 「アカウントとインポート」のリンクを選択
  5. 「他のアカウントのメールを確認」のところで「メールアカウントを追加する」をクリック
  6. POP3受信に必要な情報を設定(略)

これで、遅延はするけども、エラーになったメールをGmail側からPOP3でメールを取ってくれるようになります。(POP3の設定なんて何年ぶりだろ?)
要するに、拒否したメールを自分で取りに来させる鬼畜っぽいやり方です(笑)

気をつけること

この方法だと、注意することがいくつかあります。

  • 転送エラーは配信元にも返るので、メールマガジンなどが配信停止される可能性あり
  • 転送されないときはGmail側が取得するまで結構待たされる(不定期)
    ※二段階認証のメールは、すぐに見れなくてサイトのログインが長時間できない可能性が残る
  • 転送成功したメールと、後から受信したメールがGmail上で重複する場合あり
  • 古すぎるメールサーバーだとパスワードがインターネットに漏れる(TLS/SSL非対応の場合)

他のISPとか、各種メールサービスでも同じやり方で、一時しのぎの受信はできます。

一番気をつけるのは最後のポイントで、暗号化通信(TLS/SSL)に非対応の「とても古い」メールサーバーは、パスワードが平文でインターネットに流れるので危険です。
そういう古いサービスはこの機会に諦めて、新しいサービスに切り替えましょう。
(ほとんど残っていないはずなんだけど)

Gmailへの転送で困った方は、参考にしてみてください。


時間とともに転送成功している雰囲気なので、Gmail側もいろいろやっているみたい。
セキュリティ的にどうするのが最善かは何とも言えませんが。

メール配送の基本的な仕組み自体が何十年も前に性善説で作られていたものなので、メールを使うこと自体をやめる方向に(世の中が)動かないと解決は難しそうです。