メニュー 閉じる

Blog

VMware ESXi 4 (U1)をD510MOで動かす

VMwareが便利で、うちではいっぱいサーバーが動いているのですが、今回、「Atom D510/1.66GHz/2コアHT」でESXi4 Update1が動いてくれたら安くて省電力でいいなぁと、導入することに。
した訳ですが…なぜか原因不明のトラブルに見舞われることに。

結局はネットワークドライバだったんですが…。

今回使ったマザーボードはIntel純正のD510MO。
Atom D510をオンボードで搭載です。

そしてもちろん、NICはインテル系のPRO/1000とかを積んでるだろう…と踏んでいたわけですが、考えて見れは8000円弱の格安マザーでそんな高価なNICのチップを積んでいるはずも無く(笑)

#デスクトップ用のPRO/1000GTでも4800円くらいしますからね…。

結局、ESXi4では未サポートのRealtek製のチップを搭載していたわけです。(通称カニチップ:チップ表面にカニみたいな絵が書いてあるからそう呼ばれます)

で、とりあえず普通にインストールしようとしても「このNICはサポートしてないよん、HCL(ハードウェア互換リスト)を見てね!」(意訳)って怒られて、インストールができませんでした。。

が、いろいろ情報を漁っていたら素敵なことに、このチップのドライバを用意してくれてる人がいたりとかとか。
すばらしいです。

なので、こちらのページを参考に。

▼D510MOでVMware ESXi 4.0をインストールするには
http://d.hatena.ne.jp/shibason/20100117/1263711644

ただ、インストーラのほうはどうにも、USBブートの解説で、あとはブートCDを改造するとかでやるとかしないとダメなんですが…
うちのUSBメモリはなぜだかブートしてくれなかったですorz

仕方ないので、PRO/1000GTを買ってきて(爆) ←おい
PCIスロットに突き挿し、カニチップを無効化してインストール(笑)

#コスト高くなってんじゃんwww
#…といってもPRO/1000GTは持ってて損は無いのでこの機会に(笑)

でも、せっかくなのでオンボードNICに戻して運用してやろうということで、KNOPPIXでブートして、HDD上のドライバをぶちこんで起動してみました。
そして…見事動作成功~!!

と思っていましたが…ここで悲劇が。
どうせならドライバは新しいやつにしよう!と…

▼r8169 Driver “Works”
http://www.vm-help.com/forum/viewtopic.php?f=17&t=1525

ここからoem.tgzを持ってきて入れてしまったんですね。
しかし…でっかいファイルを転送するとネットワークが切れる。
なんでかなぁ…と2週間くらい悩み、たどり着いたのがココ。

▼なぜ RTL8111D ドライバの自動判別に失敗するのか
http://d.hatena.ne.jp/metastable/20100211/1265885917

そうです、D510MOに積んであるチップはRTL8169ではなくてRTL8168/RTL8111Dのほう。
1桁違いですがえらい違いです(笑)
これがまた中途半端に動いちゃうから困ったもんで。

なので、最初のサイトにあったほうのr8168.oを含むほうのoem.tgzを
突っ込まないといけなかったんですね。。

▼RTL8111/8168 and P55 integr. SATA Ctrl. (AHCI) for ESX 4
http://www.vm-help.com/forum/viewtopic.php?f=12&t=1272

なんともはや馬鹿らしい。
しかしあれです、自動判別失敗の記事とか読んでると、直接Linuxぶちこんで試行錯誤するとかしたら、もっとハマってた可能性も…!?

まあとりあえず原因判明してすっきりです(^^;
これでもう一回、oem.tgzを置き換えて使ってみようと思います。

同じようなことでハマらないように、真似する人は気を付けましょう~。

#2週間も悩んで損した…orz

■2010/5/2追記:

実はハマりはまだ続きました… こちら