こういう比較をあまり見ないので、比較画像を作ってみました。
縮小版なので、じっくり見るには画像をクリックして原寸のものを開いてください。
どうしてこんな比較をするのかというと、端末選びは解像度(画素数)で比較しないとおかしいよね?と、常々思っているからでして。
なぜか最近画面の物理サイズ=インチで判断するようにミスリードしてるような比較記事が多い気がします。
実際の情報量である解像度や画素数をきちんと比較していないことが多く、もはや意味不明です。
それでは、この図の見方です。
(まあ見てすぐ分かる方は拡大表示で「ほおおおお~」と眺めていただければ)
・中央から中心あわせで一般的な端末の画素の枠を重ねて示しています。
・サイズは長辺×短辺のサイズです。
・一部重なっているところは、どの線のことか分かるように矢印で示しました。
具体的な端末の例で比較してみましょう。
320×240~480×320
小型の携帯電話(ガラケー)などの標準的な画面サイズです。
800×480~854×480
平均的なAndroid端末の画面サイズです。
960×640
iPhone4/4S端末の画面サイズです。(iPhone3xは480×320サイズです)
1024x600~1280×800
7インチ~10.1インチタブレットの平均的な画面サイズです。
(iPadは1024×768ですね)
こんな感じです。
うーん…と、よく見て比べてください。
さすがAppleのRetinaディスプレイは情報量がすごいですね。
960×640なら、こうしてみればタブレット並みということになります。
(すなわち、iPadもiPhoneも表示できる情報量は大して変わらない、ということです。 )
一方で、1280×800の大型タブレットの解像度ですが、これも残念ながら短辺が800pxしかないので、iPadの768pxに比べてもそんなに大きなアドバンテージはありません。
長辺の1280pxは確かに大きいですが、電子書籍など紙の代替として考えた場合には、長辺がこんなに長くはありませんので短辺800pxにひきづられて、無駄な余白が増えるだけになります。
液晶のサイズをインチで見ていたらこんなことには気づきませんね。
端末の大きさや何インチというサイズに誤魔化されずに端末を選びましょう。
ところで。
このように解像度を正しく見るていくと面白い端末があります。
それは「REGZA タブレット」です。
そうです、われらが日本メーカー、東芝です(笑)
この製品ラインアップは今、10.1インチと7インチでどちらも解像度が1280×800(!)になっています。
http://dynabook.com/pc/catalog/regza_t/111003at700at3s0/spec.htm
あらびっくり!
つまり、表示できる情報量は10.1インチでも7インチでも同じです。
こうなると、
・文字が大きい方が見やすいから10.1インチモデルにしよう!
・情報量同じなら、持ち歩きやすいから小さい7インチの方が良いよ!
なーんていう選び方ができるんですね。
あえてこうなったのか、たまたまこうなったのかはよく分かりませんが(^^;
安い端末では800×480で10.1インチという意味の分からないタブレット端末もあります。
10.1インチなら解像度は十分!なんて思ったら大間違い。
表示できる情報量が携帯並みでした…なんてちょっと寂しいですし。
解像度を指定して価格比較できるサイトもありますので、活用したいですね。