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エアコンの設定温度を28℃にするのは誤り。

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うちのスマートメーター、ほぼ実寸(笑)
※ただしデスクトップPCぐらいで見ている人に限りますw

これ、エアコン稼働中のうちのメーターなんですが、室温は37.2℃と表示されています。
サーバーがたくさんあるので、消費電力がひどいですが、見てほしいのは温度です。

で、ふと考えてみたら…
いつのまにか私自身も洗脳されていたことに気づきました。

「節電のためにエアコンの設定温度を28度にする」

…というのは絶対的な誤りではないか。
何が言いたいかといえば、

「室温がだいたい28度になるように適宜設定を調整するのが適切」

ということを主張したいわけです。
おかげで、エアコンを使っているのに熱中症で亡くなる方が後を絶ちません。

最新式のエアコンで、室内の循環も適正にすれば室内全体が28度に漸近するのでしょうが、実際は違うことのほうが多いと思います。
エアコンのセンサーの周りだけは28度ぐらいになっているとしても、自分のいるところは30度超なんてのは会社のオフィスでも、家でもよくあること。

誰が最初に「設定を28度にしろ」と言い始めたんでしょうね。

おかげで会社では、だいたい私の席で29.5~30度、自宅もバカ正直にやらなきゃいけない気がしてついつい温度を上げていたらほんとに熱中症になってしまいました。ああバカらしい。(まあ馬鹿です。)

でも会社は…26度ぐらいの設定で自分の席が28度ぐらいになるんですよね…
こっそり下げておくと誰かがかならず28度設定に戻します。
つまり、私に嫌がらせをする節電のためには「設定が28度でなければならない」と洗脳されているわけです。
確かに節電にはなりますが(汗)

これこそまさに行きすぎの節電にほかなりません。

木造家屋など、温度制御が安定しない家に住んでいる方は、まず温度計を買ってきましょう。
そして、自分の生活空間における「室温の目標値が28度」ぐらいになるように、エアコン設定は25度~26度ぐらいまで下げてもよいのです。

会社では周りの人に断って温度を調節しないとだめですね。
でも、ISO14001認証取得の事務所では無理です。
「設定値28℃を厳守する」って明文化されているところもありますので。

この場合…小型の卓上扇風機などを持ち込むしかなさそうです。
そして、必要性を正当に主張するために、自分の席にも温度計を設置しましょう。

実際に数1000人規模の従業員がいる事務所で全員が扇風機を使用すれば、エアコンの設定で節電した電力をはるかに上回りますが、設定を28℃にすることが強制であるならばやむを得ません。

大きな病院の病室などで同じことが行われていないかと考えると、少し心配ですね。

今年は例年より暑いと(ほぼ毎年)言われていますが、
くれぐれも体調に気をつけて、暑い夏を乗り切りたいものです。